イギリスで怪我や病気などにより医療機関に掛かる場合、大きく分けて『全額自費』『各種保険を使用』『イギリスの医療制度を利用』の3つの選択肢があります。
●まず、全額実費の場合。
これはいうまでもなくかかった費用をすべて自分で払うことになります。非常に高額になることは想像に難くなく、絶対に避けたい状況ですね。
●各種保険を使用する場合。
海外で使用できる保険はいろいろありますが、思いついた範囲で簡単に特徴をあげます。
・国民健康保険
日本で国民健康保険に加入している人は海外で医療機関に掛かった場合も、日本と同様に3割負担で医療を受けることができます。その場合、いったんは全額で医療費を払っておき、後ほど還付を受けるという流れになります。その際に必要な書類は医師の診断書と領収書(明細書)です。
・クレジットカードに付帯している旅行保険
クレジットカードの特典を見ていると最大1000万までとか2000万までといった旅行保険が付いていることが多いです。しかし、旅行期間が3か月までなどと期間に制限をもうけられていることがほとんど(全部?)です。
・保険会社の旅行保険
これに加入すると怪我や病気の医療費のほかに死亡時や、荷物の盗難、故障時の補償、不動産に対する補償が受けれます。補償額は加入した保険プランによります。保険期間は自分の旅行日程に合わせて選択できます。
●イギリスの医療制度を利用する場合
イギリスにはNHS(ナショナルヘルス・サービス)という医療制度があります。これに登録した人は無料で医療を受けることができるのでとってもお得です。しかし誰でもこの制度に申請できるわけではなく、また利用時は非常に混雑しているようです。ちなみに申請条件は6ヶ月以上の滞在を許可されている者です。なのでワーキングホリデーや留学でイギリスに行く場合は利用できるということですね。これは絶対に申請しておくべきですねぇ。
以上から、ワーキングホリデー(Youth Mobility Scheme)で渡英した場合、①イギリスのNHSに登録する。②保険会社の旅行保険に加入する、ことで医療に関することはカバーできるかと。よって国民健康保険はやめてしまっても大丈夫だと思います。
ちなみに自分の場合は別途個人で生命保険に加入しているので②の旅行保険のなかでも死亡補償はなくてもいいかと。医療費の補償もイギリスのNHSとかぶってくるので使用することも少ないのかなぁと感じています。後は荷物の盗難や故障時の補償や飛行機関連の補償、不動産に対しての補償ですね。これは初めの一年はいろいろと移動することも多そうだし、あった方がいいかと。
ということではじめの1年はとりあえず加入して、2年目はNHSとの兼ね合いや物品の盗難や不動産の破損の可能性などから検討しなおそうかと思ってます。
アドバイスあれば教えてください。
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